【2018LCK移籍市場】海外リーグでの新たな挑戦を選んだ2人のSupportへのインタビュー翻訳② GorillA編

LCK
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こんにちは。
前回のCoreJJへのインタビューに引き続き、今回はGorillAへのインタビューの翻訳記事です。

※記事の導入文は省略しています。

Kingzone DragonX→Misfits GorillA

元記事:http://www.inven.co.kr/webzine/news/?news=211024&game=1368
※元記事は、GorillAとショッピングをしながら行われたインタビューです。
EUへの移籍”とあまり関係がない部分に関しては「ざっくり翻訳」になります。ご了承下さい。

Q.チームを抜ける事になった背景について。

(プロとして活動しながら)常にジンクスがあった。Najinでも2年位過ごして、ROX Tigersでも2年身を置いた。その2年ジンクスを破りたかったけど、KZでもまた入団から2年後にチームを移す事になった。

先日、NoFe監督(元ROX、現EDG監督)と会って、その時こんな話をしてくれた。「人は一つのチームに長く所属していたら”停滞”してしまう」と。「人間には変化が必要だけど、また適応する動物でもあるので、同じチームに長くいるとどうしても楽をしてしまいがちだ」と。そんな複雑な感情があってKZを抜ける事になった。

Q.去るSummer Spritからスランプに陥っていた。それもある程度、移籍を決めた理由?

悩むのに、ある程度影響したと思う。僕は元からそういう性格だからか、SUPをしながら他人との差別化になる強みを持っていると思っている。それはチームメイト達の面倒を見る役割。言い訳になるかもしれないけど、最近は僕の強みを上手く活かせなかったし、プレイもスランプに陥った。それで他のチームに行きたいと思った。

”プレイヤースキルの低下”という評価をされているというのは、よく知っている。なので、むしろ韓国に残って名誉挽回したいという意欲も強かった。決して、名誉挽回をする自信がなくてEU行きを決めた訳ではない。新しい挑戦をしてみたかったし、MSFで僕と一緒にプレイしたいという強い意思を表してくれた。韓国チームからはそうそう受けられないような、歓迎も受けた。

Q.整理するなら、残念な結果だったSummer以降に、EU進出という新たな挑戦をしたいという風に考えが変わったということ?

何が問題なのかということを一番最初に悩んだ。カン・ドンフン(Hirai)監督とも話した。最後に出した結論は、僕の強みを活かせなかったということ。今年に入ってからは自信を失い始めて、チームメイト達に好影響を与えることも難しくなっていった。1チームに長くいると”停滞する”ということも思いつつ、他の韓国チームで新しい挑戦をしてみようという方で考えが固まった。その時EUに移籍しようとは特に思ってなかった。

↓ここからショッピングトーク↓

Q.普段からストレスを感じたら、ショッピングする方?

実は、僕は休みの日でも外に出ない(笑) ストレスを受けたらネットショッピングをする。ゲーミングハウスまで直接配達してくれるのが気に入っている。化粧品みたいなのはチームメイト達と一緒に使ったりする。クレンジングフォームみたいな個人用品にあたるものは、どうしてもチームで細かく用意するのは難しい。僕の場合はそういうのを買ったら共有するからすぐ無くなっちゃう(笑) それでしょっちゅうネットショッピングをしていた。

Q.宅配が到着した時の快感が好きみたいだけど?

「あぁ、やっと来たか」って感じ?(笑) 小さな楽しみを感じるのが好き。

Q.KZで一緒に活動したチームメイト達の中でショッピングを好きな選手は?

チームメイトのほとんどが外に出たがらなかったけど強いて言うなら、Bddは若いのに自分の身体をケアしていて、野菜ジュースみたいなのを配達させて飲んでる。Cuzzなんかはよく服を買ってる。僕はネットで服は買えないかな。体型が人と違って、足が短い方なので(笑)

Q.服を選ぶ時、自分なりの基準はある?

僕は普段あまり服を買わないから、友達が僕を見て「後でお前が服買いに行く時、一緒に行くわ」って言ってくる。僕の恰好がちょっとダサいみたい(笑)

最近服を買う時は、特定のブランドからだけ選ぶ。ちょっと高いけど、普段服をたくさん買わないから、その位の投資はしてもいいかなと。クローゼットにはそのブランドだけ並んでる。でもいざ服を買っても1年に3回着るかどうかって所。外に出ないから(笑)

Q.EUに行ったら、韓国ほどネットショッピングが発達していなくてショッピングを頻繁に楽しめないのでは?

EUに行ったらコンビニ行くだけでも面白いと思う。海外では、一つの売り場に色んなブランドを集めて売るドラッグストアが発達していて、国際大会に出るたびに何度か行った事がある。そんな売り場を眺めるだけでも面白いんじゃないかな。EUでは歯磨き粉や脱毛防止シャンプーが良いらしいし。

↑ここまで↑

Q.MSFから積極的なラブコールを受けたという。どんな印象だった?

LCK移籍シーズン中は、フロントスタッフ達が積極的に活動される。選手達は「特定の選手と一緒にプレイしたい」という意見を最初に伝える程度で積極的には関わらない。それでMSFと話した時、少し珍し経験をした。

前回MSFと話をした時、オーナーだけでなく所属選手達が全員集まったルームでSkype通話をしていたら、また違うルームが作られていて。オーナーとマネージャー、僕が参加しているルームとは別に、選手達同士で集まったルームが作られて「GorillAが来シーズン僕達と一緒にプレイする予定」というのがMSFの選手達に公開された。そしたら選手達全員が「それマジ?」って驚いたり「パねぇ!」って反応してくれた。

韓国でチームを転々としながら、僕のイメージが一番良かったのは昔のGE Tigersが結成された時。当時は「GorillAがどうしてあんなチームに行くのか」という話まで聞いた。それ以降はむしろ僕が移動するというイメージが強くなった。Pray兄さんと併せて”PrillA”のデュオというイメージもより強くなって。でも今回MSFは、昔GE Tigersに移籍した時のイメージが思い起こされる位、歓迎してくれた。そういう部分で海外チームと韓国チームが違うというのを感じた。

Q.誰が一番喜んでた?

オーナーが僕と通話しているというのが選手達に知らされると、sOAZHans Samaらが僕に個人通話を申請してきた。特にHans Samaが絶対僕とプレイしたいと積極的にアピールしていた。sOAZは僕より遥かに経歴も豪華で、プロ活動も長い先輩にも関わらず、真っ先にフレンド申請をして声を掛けてくれて。みんな本当にありがたかった。sOAZには「むしろ僕があなたのファンだ」って言った(笑)

こういう部分が大きかった。さっきも言った通り、実際韓国で活動を続けたいという気持ちが強かった。韓国に残ろうと決めていたら絶対韓国チームでプレイして、EUに進出しようと心に決めたら移籍しようと思っていた。金額は関係なかった。実際色んなチームと話をする時、金銭的な内容は先に切り出したりしなかった。そんな中、MSFからこの通り積極的にアピールされて心が動かされた

僕と話をした韓国チームに行ったとしたら、そのままありふれたチームメイト達の一員になるかのような感じだった。でもEUに行ったらそれより少し認められるだろうと強く思った。そういう部分に強く惹かれたと思う。

Q.4年間を共にしたPraYと袂を分かつ事になったが?

僕は移籍する事になっても、いつも前のチームのゲームハウスを最後に出る。ROXからKZに来た時はPraY兄さんと一緒だったのでそこまで寂しくなかったけど、今回は本当に”終わり”だと思う。PraY兄さんKZのゲハから荷物をまとめて出ていくのを見ると、思わず涙が出た

長文のメッセージも送った。「何をするにも上手くいくことを願ってるし、たまに会おう」そんな内容だった。こうやって離れる事になるのはとても寂しいけど、それぞれ新しい挑戦をする機会が残っているから大丈夫だと思う。

Hans Samaと一緒にプレイする事になって真っ先に来る心配もそういう部分だ。PraY兄さんと一緒だった時はお互い支え合っていて、意見を交わす時もまず相手を気に掛ける感じだった。Hans Samaみたいな場合はMSFから直接こう言われた。フィジカルは本当に素晴らしいのにゲームを見る目がまだ不足していると。実際チームでのニックネームが”ポテト(Potato Head)”らしい(笑) オーナーの言葉を借りるなら、だからこそHans Samaと僕がよく合うんじゃないかって。

Q.GorillAにとってPraYとは?

お互い好影響を与え合った存在。実際GE Tigersに最初に入った時、PraY兄さんは活動を少し休止していたので、僕が一緒にやろうと引っ張る存在だった。

ゲーム的な部分でも、個人的にPraY兄さんのプレイスタイルはユニークだと思う。ディーラーはダメージだけたくさん出せばいいと思っている人達が多い。実際は、ゲームを見る目が優れていなきゃならない。そういう面において、PraY兄さんは本当にすごいと毎回思っていた。アッシュジンのようなチャンピオンを上手く使うことからも分かる。これらのチャンピオンはゲームを見る目が良くないと上手く扱えない。学ぶ事が本当に多かった。

僕はどこに行っても”ADC運が良い”と言いふらしている。Zefa兄さん(Najin White Shield時代)の場合は、本当に優しくて僕を育ててくれた兄さん。PraY兄さんもまた優しくて僕をいつも配慮してくれた。そして僕のポテンシャルを引き出してくれた人でもある。これから一緒にプレイするHans Samaも、僕の”ADC運”に含まれるんじゃないかと思う。

Q.そんなADC達とプレイしてきて、今度は逆の立場になってHans Samaの面倒を見てあげなくちゃいけない。これもまた新しい挑戦と言える?

一番大きな不安は正直英語だと思う。SUPの場合はコミュニケーションが特に重要。BOTデュオをやるにあたって、それぞれのゲームの見方は違わざるを得ない。PraY兄さんと僕はレーン戦の段階から、本当に些細な部分まで話していた。そういう事をMSFでも続けるためには、僕の英語力があってこそ。

僕がEUに行ってすぐさま良い成績を挙げるのは難しいかもしれないと思う。言葉の壁は無視出来ないから。それで僕がある程度英語に慣れたら、さっき言った僕の強みが表れると思う。僕は派手な個人技で試合をキャリーするSUPじゃなくて、チームメイトとのコミュニケーションからチームの潤滑油として勝利するSUPだから。

Hans Samaがチームから”ポテト”とからかわれているけど、LEC内ではTier1ADCだと評価されている。本当にゲームを見る目が足りていなかったら、そんな良い評価をもらえるだろうか。一緒に上手くやれると思う。

Q.もう本当にEUに向かう。普段から韓国のファン達との関係が特別だと有名だが、離れざるを得ない環境では?

僕のプロゲーマーモットーは「ファン達がいるから自分がある」ということ。僕がeスポーツに身を置いている間は、チームとファン達を失望させるような言動はしないように、といつも考えている。ファン達が僕を好いてくれるなら、関係者達もまた好いてくれるだろうと信じている。それでコミュニケーションをよく行おうとしていた。

実際LEC進出が確定して、Twitterでそれを公開する文章を書いている間ずっと泣いていた。全てのファンが応援するチームと選手に熱烈な応援をを送るけど、僕を応援してくれるファン達が最高だと思う。もうそんなファン達との物理的距離が離れてしまうという事実にとても悲しかった。EUに行っても可能な限り今までみたいにコミュニケーションを取りたい。たぶん僕のファン達はEUとの時差を克服して、僕が出場する試合を見てくれるんじゃないかな(笑)

幸いMSFがファン達との交流にとても積極的だ。チームが開放的な雰囲気というか。なので韓国のファンはもちろん、EUのファンとも継続的に交流出来ると思う。韓国のファン達のために商品を作る予定だ。マウスパッドにハングルが書いてあって、フォントもかっこいい宮書体(笑) 僕の入団を知らせる映像にもハングルで”歓迎”と表示されてる。ファン達に対する配慮が感じられてありがたかった。

Q.LECに行ったらEUのファンも増えるだろうけど?

EUで開かれたWCS(2015)での経験を思い出す。当時決勝戦で僕達のチームがSKTに負けていた。どうしてもSKTが僕達より遥かに有名でファンも多かった。にも関わらず少し試合が中断された時、観客席から僕達を応援するドデカい歓声が聞こえた。試合が中断された状況とはいえ、依然進行中だったので気持ちが揺らぐのは良くない事だったけど、あれを聞いた瞬間ウルっとした。LECに行って試合をするようになると、あの時の応援をまた聞けると思うと楽しみだ。

Q.一緒にプレイすることになるMSFのチームメイト達に一言。

僕を歓迎してくれて本当にありがとう。チームメイト達の積極的なアピールのおかげで、僕が一大決心をすることになった。その分僕も、チームメイトとチームに報いるためにたくさん努力する。英語も頑張って習って、ゲーム内についても多くの事を共有したい。僕を歓迎してくれたように、僕も彼らと同じMSFの一員だと思って一緒に頑張りたい。

Q.最後に話したいことは?

MSFと共に進む事を決めて契約内容を詳細に見る時、助けてくれた方々がいる。Locodoco兄さんがチームと対話して契約書を見るのに必要な翻訳と通訳をタダで引き受けてくれた。この場を借りてありがとうと必ず伝えたい。

チーム移籍に際して、契約書を丁寧に読むのはとても重要。その部分で、「KEA&PARTNERS」という団体が無料で大きく手助けしてくれた。そしてEUのチームへの移籍なのでどうしても、韓国選手の兵役やビザ問題について正確に把握出来ていなかった。それについては、JoyLuckさんがMSFと一緒に手助けしてくれた。やっぱり無料で助けてくれた(笑)

この3拍子が噛み合ったことでMSFに行くことが出来た。もう一度この3者にありがとうと伝えたい。

※補足
Locodoco…TSMなどで活動した韓国人プレイヤー・コーチ。GorillAと同時期にNajin White Shieldに所属
KEA&PARTNERS:「KEA&PARTNERSは国内プロゲーマー達がより広い世界に進出出来るよう手助けをする、グローバルeスポーツエージェンシーです。(韓国語)」(偶然見つけた公式サイトより)
JoyLuck…韓国で解説やコーチとして活動。LJLの7th Heavenでコーチしていたことも。

まとめ

以上です。
GorillAのインタビュー長ぇ!なんとCoreJJの2倍近くありました(笑)

今回インタビューを翻訳した2人とも、「個人・チームの不振⇒新たな挑戦」というステップでそれぞれ海外のチームに移籍することになりましたが、GorillAの場合は「元は他の韓国チームへの移籍を考えていたが、MSFの熱烈さに心動かされた」というのが特徴的ですね。

韓国内での選手の移籍が激しい2018オフシーズンですが、それはEUでも同じです。
EU LCSからLEC(LoL European Championship)に名称が変わり新チームが加わったり、あのFNCからCapsが離脱したり…
もちろんウサギさんチームことMSFも積極的に動いており、GorillA以外にもsOAZ/Febivenを加えるなどかなり面白い補強を行っています。
癖のあるベテランに加え、もしGorillAのサポートによりADC Hans Samaが一皮剥けたら…その時は2017WCSSKTを追い詰めた1年前のMSFを超えるのではないでしょうか。

2019年は、再編したLEC曲者揃いのMSF、そして新たなスタートを切ったGorillAに注目です!

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