【LCK 2019 Spring】GRFのシーズン全勝に待ったを掛けた、WCS出場チームの意地!Week8振り返り&インタビュー翻訳

LCK
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こんにちは。
今週のLCKを一言で表すなら、まさに大波乱でしたね。
10週に掛けて行われるレギュラーシーズンも既に8週間が過ぎており、プレーオフやプロモーション行きの
チームもほぼほぼ決まりかけています。
今回の記事では、いつもの一言コーナーの代わりに「プレーオフ/プロモーションの順位争い」について少し掘り下げているので、そちらもCheck it out!
では早速、順位表から確認してみましょう!

Week8 順位表

順位 前週順位 チーム名 勝-敗(シリーズ) 勝-敗(ゲーム)
1(→) 1 Griffin 12-2 25-6
2(↑) 3 SK Telecom T1 11-4 25-13
3(↓) 2 SANDBOX Gaming 11-4 24-13
4(→) 5 Kingzone DragonX 10-5 21-11
5(↑) 6 DAMWON Gaming 9-6 21-15
6(↓) 5 Hanwha Life Esports 8-7 18-17
7(→) 7 Afreeca Freecs 5-10 13-23
8(↑) 9 Gen.G 4-11 13-24
9(↓) 8 KT Rolster 3-11 11-23
10(→) 10 Jin Air Green Wings 1-14 3-29

Week8終了時の順位表がこちらです。
今週は先週と比べて、2-3位、5-6位、8-9位が入れ替わる形となりました。
じゃなくて!
シーズン通して12連勝を記録中だったGRFにようやく黒星が付きました!しかも2つ!
先週の記事で”LCK史上初の「レギュラーシーズン全勝」はもう目前”とか抜かしていた僕の予想は、たった1週間で打ち砕かれました…

あのGRFが負けた」事自体、驚くべき事であるにも関わらず、倒した2チームが現7・8位AFGENだというのが更に驚きです。
LCKの解説の方がAFvsGRF戦の最中に、「GEN(やAF)が素晴らしいプレイを見せたのは確かだけど、GRFが良くないプレイ・らしくないプレイをしているのも確か」という旨のコメントをされてましたが、試合を見ていて同じように感じた方がほとんどだと思います。
アナザーレベル”と称される程のチームだった今シーズンのGRFですが、彼らが今週の手痛い2連敗を乗り越えて”真のアナザーレベル”へと進化してくれる事に期待しましょう。
さて、今回のインタビュー翻訳はWeek7の主人公だった2チーム、「GEN」と「AF」です。

GEN Cuvee – GRF戦(3/14)後のインタビュー

元記事:http://www.inven.co.kr/webzine/news/?news=216784

Q.全勝チームだったGRFを倒した。勝利した感想は?

Cuvee:相手が誰だろうと1勝が大事だった。GRFに勝った事というより、1勝を挙げたという事が嬉しい

Q.今日は挑戦的なバンピックをして、パフォーマンスも良かった。どうやって準備していた?

Cuvee:パッチ9.5からメタが変わるだろうと思っていた。コーチ陣から色んな注文があったし、一生懸命準備した通りの結果が出て満足。

Q.これまで、スクリムと大会成績に開きがあったと聞いていたが?

Cuvee:練習と大会は明らかに違う。大会の時はかなりプレッシャーを感じて積極的にプレイ出来なかったのが、成績が振るわなかった要因だと思う。今日は後がないつもりでプレイしようと話していて、それが良い方向に作用したと思う。

Q.今日はニーコを積極的にピックしていたが、どんな理由があった?

Cuvee:監督からニーコが強いという話を聞いて練習をしてみたら、確かにOPだった。Hotfixが入っていたので少し不安だったけど、練習で使った事があったので躊躇せずに使ってみた。ニーコは簡単に言うとADCに近くて、以前のADケネンに似ている。

Q.今日ヴェインを2回もピックした理由は?

Cuvee:ADCをたくさんバンされそうだったので、色んなカードを準備する必要があった。その中でもヴェインはスクリムの結果が良かった。各々考え方は違うだろうけど、個人的にはADCの中で上位のカードではないと思う。特に使いたいチャンプがいない時にピックするのにふさわしい。

Q.これから戦績の向上を期待してもいい?

Cuvee:今日1位のチームを倒したので、その自信を基にもっと頑張りたい。

Q.最後に一言。

Cuvee:残る試合に全部勝って、最低限シーズン終わりだけでも上手く締めくくりたい。

以上がGEN Cuveeのインタビュー内容です。
今シーズンのGENはご存知の通り7~9位をうろうろしていて、一ファンとしてはもどかしい気持ちも少なからずあるのですが、インタビューでも触れているようにシーズンを通して「挑戦的なピック」を試みているのは確かで、「これまでのスタイルから脱却しよう」という意思を感じる事は出来ます。
”挑戦的なピック”という意味合いだと、この日ピックしたニーコや、ニーコがバンされていた試合でのADケネンなども目を引くものでしたが、LCK解説陣が「海外リーグではよくピックされるがLCKではピックされないチャンプ(=挑戦的なピック)」と話していたのがヴェインとオリアナです。
GRF戦ではなく、KT/KZ戦でのピックです。

ヴェインは、王剣+グインソーが出たタイミング以降の破壊力はとてつもないものの、序盤のレーン戦ではプッシュ能力・ハラス能力が劣悪なせいで主導権を握る事が出来ません
またオリアナは、MIDメイジの中でも屈指のレーニング性能を誇るものの自衛力に劣るため、一度フラッシュが落ちると主導権を失い、その後5分間はタワー下から動く事が出来なくなってしまいます。

これらのメリット・デメリットをふまえた上で、海外リーグでは使われるが安定志向なLCKでは使われないチャンプだった訳ですが、GENは果敢にピックしてGRF相手に勝利を収めました。
この姿勢がどうやら他のチームにも伝播したようで、この試合の次の日にあったDWGvsHLEの3戦目にがピックされ勝利を収めており、ADCのNuclearは「GENに影響を受けた」と話しています。
残る試合は、GENを始め他のチームのピックにも注目していきたい所ですね。

AF Aiming – GRF戦(3/16)後のインタビュー

元記事:http://www.inven.co.kr/webzine/news/?news=216898

Q.勝利した感想は?

Aiming:GRFを倒してプロモーション争いから一歩脱出出来たようなので本当に嬉しい。

Q.GRFが前の試合(GEN戦)で敗北を喫したのを見て、どういう思いがあった?

Aiming:GRFを戦績と試合内容どちらも素晴らしい事から”アナザーレベル”と呼ばれいて、一方僕達は下位に沈んだチームだった。前の試合でGENGRFを倒すのを見て、僕達も勝てるという覚悟を以って試合に臨んだ。僕達にとって良い刺激になった。

Q.試合に出れない期間があったが、スタメンに戻って来てから素晴らしいパフォーマンスを見せている。出れない期間にどんな変化があった?

Aiming:何よりも、チームとチームメイトを信じるのが一番重要だというのを学んだ。SoloQもよく勝てていたので気分転換にもなったし、勝つ習慣が身に付いた感もあった。以前はチームメイトが何か仕掛けようとしている時に、僕が遅れて向かったりする悪い癖があった。今は、チームメイトのコールを聞いたらすぐ動ける位にはなった。

Q.GRFとSBに勝ったチームになった。SKT戦が残っているが?

Aiming:僕達が強豪をよく倒すチームみたい。GRF/SBの2チームを倒したので、彼らと似たような戦績の他のチーム達にも全部勝ちたい。

Q.2試合目は、序盤に相手のタワーダイブにしてやられたが?

Aiming:相手のするプレイを見て、絶対ダイブを仕掛けてくるだろうと思っていた。味方のカジックスは来れない状態だったのでBOTデュオ2人でダイブを凌がなくちゃいけなかった。ダイブを仕掛けてきた時に、アリスターの経験値がLv2になるのにほんの少し足らなかったのでダイブを受けきる事が出来ずに、虚しくキルを明け渡す事になった。

Q.AFが唯一、カジックスに対する愛情を見せているけど?

Aiming:Dreadカジックスに対する自信が半端なくて、チームメイトもそれを信じている。

Q.GEN戦の結果次第で、プロモーションの可能性が大きく変わるが?

Aiming:とにかくRuler選手がとても上手いので、彼に付いていけるよう努力する。もし本当に付いていけたなら、僕達が勝てるんじゃないかな。

Q.前の試合のMVPインタビューでSSUNがGRF戦の勝利を断言していた。実際にそうなったけど?

Aiming:冗談だったのか本気だったのかは分からないけど、SSUNはいつも「勝てる」という言葉をチームメイト達に掛けてくれる。それが僕達にとっても良いモチベーションになってると思う。今日の試合が終わった後には「僕が上手くプレイ出来ない中、お前が上手くやってくれたおかげで勝てた」と声を掛けてくれた。本当にありがたいし、嬉しかった。

Q.最後に一言。

Aiming:いつも僕を応援してくれているファン達にとても感謝している。これから、もっと発展していく様子だけを見せられるよう頑張る。

以上がAF Aimingのインタビュー内容です。
恐らくAFは、今シーズンGRFSBの両チームから勝利を挙げた唯一のチームになるでしょう。
GRF戦が残っているKZSB戦が残っているGEN、両チームとの対戦が残っているHLEはまだ可能性があります。

さて、インタビュー中でも触れていた「GRFによるLv2ダイブ」について少しお話しようと思います。
これは、2試合目終了後のインターバル中にLCKのアナリストの方々が「なぜLv2ダイブが可能だったのか」について分析・解説されていた内容になります。

まず結論から。「なぜLv2ダイブが可能だったのか」というと、「アリスターがLv1だったから」です。
これはリアルタイムで解説の方も言及していましたし、見ていた方は皆気付いたと思います。
では、なぜアリスターがLv1だったのかと言うと、GRFのBOTデュオにより経験値をロストさせられていたからです。画像で詳しく見てみましょう。

まずLv1でWを取ったガリオが、レーン奥側のブッシュに潜んだ状態からWをキャスト&前進
Lv1(Wを取得)のアリスターは非力そのものなので、AFのBOTデュオは2人して後退

後退した事によりメレーミニオン1体分の経験値をロストカリスタがヘイルブレードを活かしてダメージトレード

そのまま大きなミニオンウェーブを溜めて3vs2のダイブ。
Wで突き飛ばすことしか出来ないアリスターは何も出来ずデッド、その後はGRFらしい見事なタワーアグロ管理でルシアンまでキル。
このダイブでGRFBOTレーンは二度と覆らない有利を獲得して、そのままスノーボールしていきました。

何が言いたかったかというと、絶妙なタイミングを図って相手を後退させたLehendsそれに合わせてプレッシャーを掛けたViper、この2人のダイブ設計が凄かった
ではなくて、このGRF相手に2勝を挙げたAFが凄かったという事ですね!Kiin最強!!

どうなる?プレーオフ・プロモーション争い!

LCK 2019 Springのレギュラーシーズンは残り2週=各チーム残り3or4試合という状況なので、プレーオフ/プロモーション争いもいよいよ大詰めです。
今回は順位争いをしている各チームの残り試合を見ながら、一体どのチームがプレーオフに進出し、どのチームがプロモーション行きを免れるのかを予想していきたいと思います。

まずは、残念ながら出場チームがほぼ確定したと言っても過言ではないプレーオフ争いから見てみましょう。

プレーオフ争いをしている上位6チーム

順位 チーム名 戦績 (勝ち点) 残り試合
1 GRF 12-2 (+19) HLEDWGKZJAG
2 SKT 11-4 (+12) SBJAGAF
3 SB 11-4 (+11) SKTHLEGEN
4 KZ 10-5 (+10) KTAFGRF
5 DWG 9-6 (+6) GRFGENKT
6 HLE 8-7 (+1) GRFSBKT

各チームの残り試合を見て、まず目に付くのは「HLE辛すぎね…?」という事でしょう。
現時点でプレーオフ圏外&5位DWGと1勝の開きがあるにも関わらず、上位チームとの対戦が2つ控えています。
HLEは、同じく残り3試合であるDWGより最低でも1勝多く挙げないと、勝ち点勝負にすら持ち込めません。
また、勝ち点でも非常に不利な状態です。

例えば、HLEが残り3試合全てを奇跡的に2-0で勝ったとしましょう。
すると、戦績が11-7・勝ち点+7になります。
対してDWGが、vsGRF(0-2)、vsGEN(2-1)、vsKT(2-0)という風にかなり現実的に試合を消化したとしたら、戦績11-7・勝ち点+7HLEと並ぶ事になります。
シーズン戦績・勝ち点のどちらでも並んだ場合は、シーズン中の直接対決の結果で順位が決まるのですが、今シーズンのHLEvsDWGの結果はDWGの2勝…つまり勝ち点が並ぶだけではHLEの負けなのです。
結局HLEは、残り3戦で最大限勝ち点を稼ぎつつ、下位チームであるGENKTDWGを倒してくれる事を祈らなくちゃいけない状態。ざっくり言うと、”いつものHLEの状態です。

なお上位4チームの内、GRFは既にプレーオフ進出を確定させていて、残り3チームも残り試合で無様な全敗さえ避ければ問題ない状況なので、プレーオフはほぼ確定していると言えます。

■プロモーション争いをしている下位4チーム

順位 チーム名 戦績 (勝ち点) 残り試合
7 AF 5-10 (-10) GENKZSKT
8 GEN 4-11 (-11) AFDWGSB
9 KT 3-11 (-12) KZJAGHLEDWG
10 JAG 1-14 (-26) KTSKTGRF

最初に断っておくと、既にJAGプロモーション行きは確定しています。もうどうあがいても8位以上にはなれません。プロモーション沼に全身浸かっています。
今後のプロモーション争いで最も注目すべき試合が、3/22のAFvsGENなのは間違いないのですが、実の所AFはプロモーション沼から片足抜け出しています
というのも、AFが9位になるのは「GENとの直接対決を含む残り3戦全て敗北、且つKTが残り試合で2勝を挙げた」パターンのみだからです。
※天変地異が起きてGENKTが格上含め残り試合全てに勝つパターン、および細かな勝ち点計算は考慮外としました。

GENは次のAF戦に勝ちさえすれば5勝ラインに乗せて、一先ずは安全圏でしょう。もし負けるとKTとの”不利な”勝ち点勝負になる可能性濃厚です。
そのKTは、「JAG戦に2-0で勝つ事」そして「AFvsGENの試合は全力でAFを応援する事」がとりあえずの目標になります。JAGに2-0で勝ち、GENAFに負ければ、4勝同士によるかなりKT有利な勝ち点勝負になります。

最後に、順位争いが一番混沌とするパターンをご紹介します。

AFvsGENGENが勝って5勝目を挙げる
KTがプロモーションを回避するのに最低でも5勝が必要になる
KTが底力を発揮してJAG&DWGに勝利して5勝
AF/GEN/KTが5勝で並び、ドロドロの勝ち点勝負に…
DWGが負けた事でプレーオフ争いにも飛び火HLEと戦績が並び勝ち点勝負に…

もしかしたらLCK 2019 Spring最終盤の注目チームはKTになるかもしれない。

まとめ

長々と順位争いについて語ったので、Week9の注目カードだけ紹介して今回の記事はお開きとします。

3/21 17時GRF vs HLE(3連敗は避けたいGRFvsもう後がないHLE
3/22 17時AF vs GEN(2018WCS出場チームによるプロモーション回避を賭けた仁義なき戦い)
3/22 20時SKT vs SB(1ゲーム差で2位を争う両者による対決)

では、Week9終了後にまたお会いしましょう!

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