こんにちは。
いよいよ明日、10/10(水)から2018 WCS グループステージが始まります。
世界の強豪16チームがどのような活躍を見せてくれるのか、とても気になりますが…
ここで一つ、皆さんの悩みのタネがあることでしょう。
グループステージは日本語放送がない!?
それは、先日のRiotJPの放送でアナウンスされた通り、
次の日本語放送が、なんと10/27(土)のセミファイナルだということです。
つまり、グループステージ(1グループあたり12試合×4グループ=48試合)と、
準々決勝(Bo5×4組)の試合全て、日本語放送が行われないということです。
日本はプレイ人口と比較して、観戦人口が多いことが特徴らしいのですが、
日本語放送がないことで、多くの”難民”が発生することは必至でしょう…
もちろん、日本語キャスターやストリーマーの個人配信だったり、
本家の英語放送だったり、いくつか代替案はあると思いますが、
ここで私は、あえて”韓国語放送を見る”という選択肢を提案をしたいと思います。
LoL 韓国語放送 (LCK放送) について
LoLの韓国語放送と聞いて、ピンと来ない方はおそらく少ないと思います。
普段は、世界最高の地域であるLCKの試合を放送しているため、注目を集めており、
今年のWCSは韓国が開催地ということもあり、何かと目にする機会が多いですね。
※Twitchの韓国語放送のチャンネル名が「LCK_Korea」であるため、
以降は「LCK放送」という呼称で統一したいと思います。
LCK放送の魅力は主に2つだと考えています。
1つ目は、「世界一、深く詳細な解説であること」
普段、世界で最もハイレベルなLCKの試合を放送している訳ですから、
最もハイレベルな解説であることに、疑う余地はありません。
また、”実況1・解説2”の3人体制であるため、
2人の解説が異なる視点から試合内容を語ってくれるのも特徴です。
2つ目は、「他にはない、臨場感溢れる解説であること」
こちらは、プレイインタイブレークでDFM Evi選手が暴れたシーンです。
・LCK放送
・日本語放送
聞いた通りです(笑)
日本語放送の方は、実況が「起きていることを淡々と情報として伝える」スタイルですね。
日本人にとっては、他のスポーツでも馴染みがあるタイプだと思います。
対してLCK放送は、実況解説入り混じって「ごちゃごちゃ興奮しながら叫んでいる」感じです。
集団戦の状況がどうなっているのか、とか説明するつもりは全くなさそうです(笑)
が、”会場の観客の盛り上がり”をそのまま体現しているようで、とても面白いと思います。
以上、2点がLCK放送の大きな魅力です。
LCK放送を見て、”理解”するには?
LCK放送の魅力については、少し伝わったと思いますが、
一番の問題点は「言語が分からないこと」でしょう。
何を言っているか分からないのに、楽しめるはずがありませんから。
そして、残り1日足らずで韓国語をマスターするのも不可能です。
ただ、100%は理解できないとしても「”何について”話しているのか」さえ分かれば、
ゲーム内の情報と併せて、ある程度内容を予測できると思いませんか?
幸い、LoLというゲームは固有名詞が非常に多いため、
(チャンピオン名・サモナースペル・ガンクなどの専門用語、そして選手名)
それらさえ理解できれば、大まかな内容を把握できるのでは?と考えました。
本記事では、LCK放送でよく耳にする単語について、紹介していきたいと思います。
LCK頻出単語まとめ
単語を説明していく前に、一つ動画をご覧ください。
(ゲーム内時間15:28~15:58)
おおお~~??ソロキ~ル!Evi!!!! KRチャレンジヤーEvi! フラッシュないでしょ?Ultないでしょ! これ完璧に、キルチャンスを見極めていました。 (エイトロックスが)TOPで先にフラッシュ使って前に入ってきて、 そしてUltも使ったのを分かっていた訳で、Eviがあまりにも上手いんだけど。 (ダメージ)計算を確実にして、これ完璧な見極めでした。 イグゾーストを前もって使って、これはソロキルチャンスだと判断して入っていった、 そんな様子が目に浮かびます。
30秒間でこのような内容を話しているのですが、おそらく現時点で聞き取れるのは、
水色の背景部分のみだと思います。(これでも十分伝わりますが…)
これからの説明に目を通した後、どれだけ情報が鮮明になるか、見ものですね!
※特に重要な単語は赤字で記入しています。
チャンピオン名
基本的に読み方は日本と変わりません。(元が英語なので…)
ただ1点すべきは、”ラ行”
日本語(英語) | 韓国語 | 韓国語読み |
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니달리 | ニダルリィ |
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르블랑 | ルブルラン |
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나르 | ナル |
単語の真ん中に出てくる”ラ行”はほとんどの場合、
大げさに舌を回す(ロシア語みたいな)発音になります。
ナーに関しては、「Gnar」の「r」を、”ル”とあえて発音する形ですね。
ゲーム内固有名詞
LoLのゲーム内固有名詞はあまりにも多いのですが、日本でもそうであるように韓国でも、
英語そのままであることが多々あります。
韓国語固有の表現であるものの内、特に頻繁に耳にする、
「サモナースペル」と「オブジェクト」について説明します。
■サモナースペル
日本語 | 韓国語 (漢字表記) | 韓国語読み |
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점멸 (点滅) | チョムミョル |
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순간이동 (瞬間移動) | スンガンイドン |
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강타 (強打) | カンタ |
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회복 (回復) | フェボク |
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점화 (点火) | チョムワ |
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정화 (浄化) | チョンファ |
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탈진 (脱盡) | タルジン |
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방어막 (防御膜) | パンオマク |
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유체화 (幽体化) | ユチェファ |
韓国語も日本語と同様、漢字の影響を大きく受けているため、
単語が漢字と対応している場合があります。漢字表記と見比べると意味そのまんまですね!
※他は自信があったり調べた結果なので、間違いないのですが、
フラッシュ(点滅)とスマイト(強打)だけは調べても出てこず、自信がありません。ご容赦ください。
韓国語読みについて、「チョムミョル」と書かれても分からないよ!という方は、
Googleで「韓国語翻訳」と検索して、翻訳窓に「점멸」とコピペして
スピーカーボタンをクリックしてください!
■オブジェクト
オブジェクトと言っても、タワーは「타워(タウォー)」なので、主にエピックモンスターについて。
日本語 | 韓国語 (漢字表記or意味) | 通称 | 韓国語通称読み |
バロンナッシャー | 내셔 남작 (ナッシャー男爵) | 바론 | バロン |
リフトヘラルド | 협곡의 전령 (峡谷の伝令) | 전령 | チョンリョン |
エルダードラゴン | 장로 드래곤 (長老ドラゴン) | 장로 | チャンロ |
インファ―ナルドレイク | 화염의 드래곤 (火炎の-) | 화염 | ファヨム |
マウンテンドレイク | 대지의 드래곤 (大地の-) | 대지 | テジ |
クラウドドレイク | 바람의 드래곤 (風の-) | 바람 | パラム |
オーシャンドレイク | 바다의 드래곤 (海の-) | 바다 | パダ |
インヒビター | 억제기 (抑制機) | – | オッチェギ |
ゲーム内において、バロンはそのまま、
4種のドラゴンについては単にドラゴン(ドゥレゴン)と呼ばれることがほとんどです。
一方、ヘラルドとエルダーは聞きなれない呼び方ですので、気を付けましょう。
特にヘラルド! 試合のカギですから、よく呼ばれます。
インヒビターに関しても、「インヒビター破壊(オッチェギパゲ)」という風に、
”破壊(パゲ)”とセットでよく話されます。
その他 専門用語
よく聞く専門用語も固有名詞と同様、英語そのままであることが多いため、
(ガンク、イニシエート、リーシュ、スプリットプッシュなど…)
それ以外について。
■ロール
日本語 | 韓国語 | 通称 | 韓国語読み |
TOP | 탑 | – | タプ |
ADC | 원거리 딜러 (遠距離ディーラー) | 원딜 | ウォンディル |
TOPは、より英語っぽい発音になります。
そしてADC、「遠距離ディーラー」を”遠”と”ディール”の部分のみに省略し、
「원딜(ウォンディル)」と一般的に呼ばれます。
■その他
日本語 | 韓国語 | 韓国語読み |
Ult(Rスキル) | 궁극기 (究極技) | クングッキ |
集団戦 | 한타 | ハンタ |
レーン | 라인 | ライン |
Ultに関しては「궁극기(クングッキ)」ではなく、
単に「궁(クン)」と略して呼ばれることが多いです。
”レーン”という言葉は、「レーン戦」「レーンを押す」など色々な使われ方がありますが、
全て”レーン”を「라인(ライン)」に置き換えて呼びます。
動画振り返り
LCK放送で頻出する重要な単語たちについて、一通り紹介を終えました。
ここで先程の、Evi選手ソロキルシーンの動画を見返してみましょう!
おおお~~??ソロキ~ル!Evi!!!! KRチャレンジヤーEvi! フラッシュないでしょ?Ultないでしょ! これ完璧に、キルチャンスを見極めていました。 (エイトロックスが)TOPで先にフラッシュ使って前に入ってきて、 そしてUltも使ったのを分かっていた訳で、Eviがあまりにも上手いんだけど。 (ダメージ)計算を確実にして、これ完璧な見極めでした。 イグゾーストを前もって使って、これはソロキルチャンスだと判断して入っていった、 そんな様子が目に浮かびます。
いかがでしょうか?
フラッシュ(チョムミョル)、Ult(クン)、イグゾースト(タルジン)などは
先程紹介した単語たちです。
もちろん一度では難しいと思いますが、次第に聞き取れるようになると思います。
まとめ
まずは、記事をご覧いただきありがとうございます。
そしてお疲れ様でした!
「新たに言語を学ぶ」というのはとてもハードルが高いことですが、
いくつかの単語が理解できるだけで「”何について”話しているか」は把握できると思います。
今回紹介した単語は22個ですが、正直”バロンはそのまま”だし、
”ゴーストやバリア”は選択される機会自体が少ないので、実際はより少ない単語だけでOKです。
私は、WCS期間中、LCK放送を聞きながら翻訳した内容をTwitterに投稿しているのですが、
本記事をご覧いただいた方が、LCK放送を聞きながら大まかに把握した後、
翻訳ツイートで確認という流れで見て頂くようになると、
よりスムーズに理解でき、LCK放送での観戦が楽しくなるかな、と考えています。
個人配信や英語放送に食傷気味なあなた!
2018 WCSは、ぜひ現地開催のLCK放送を見て存分に楽しみましょう!
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