WCSグループステージを彩ったチャンピオン達を振り返り&バンピックの変遷

2018 WCS
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こんにちは。
2018 WCSもグループステージが終わり、今年のベスト8が出揃いました。
今年のグループステージは例年以上の大番狂わせがあったと思います。
皆様のPick’emは無事でしょうか…?私のPick’emは無事、炎上しました。(23pt)

さて今回は、そのグループステージの主役となったチャンピオン達をデータから振り返り、
プレイインステージでのデータと比較し、大規模大会の醍醐味である”メタの変遷”について
探っていきましょう。

グループステージ(全51試合)のチャンピオンデータ

まずは主役=全体のピック&バン率の上位チャンプを見てみましょう。

Champion Ban Pick Pick or Ban率(%)
 エイトロックス 34 17 100
 アリスター 34 16 98
 アーゴット 29 20 96.1
 カイサ 13 31 86.3
 イレリア 28 15 84.3
 ザヤ 17 25 82.4
 タムケンチ 28 11 76.5
 ラカン 18 20 74.5
 サイオン 14 23 72.5
 アカリ 27 9 70.6

見ていた方ならご存知の通り、TOPレーンの/2大OPチャンプが、
今大会の主役と言って間違いないでしょう。
他にもよく見る面子が揃っていますね。

次にポジションごとの主要チャンプを、
プレイイン/グループステージで比較しながら見ていきましょう。
まずはTOP!
※以下のポジション別表は、”グループステージのピック率”順に並んでいます。

TOP

Champion Pick率(%) 勝率(%)
PlayIn Gruop 推移 PlayIn Gruop 推移
 アーゴット 40.4 39.2 64.7 50
 サイオン 35.7 37.2 40 31.6
 エイトロックス 23.8 27.4 20 57.1
 オーン 30.9 19.6 46.2 80
 イレリア 0 13.7 42.9

ピック&バン率だと、 が圧倒的でしたが、
ピック率のみに限れば、 のタンク陣も引けを取りません。
また、はプレイインではTOPでの使用はなかったものの、
グループステージでは7回使用されています。
上記の   をはじめ、TOP/MIDでのフレックスピックが豊富にあることも、
今大会の特徴と言えます。
そして勝率推移。
プレイインでは芳しくなかった、 が爆上げしているのに対して、
 は少し下がっているようです。

JG

Champion Pick率(%) 勝率(%)
PlayIn Gruop 推移 PlayIn Gruop 推移
 ノクターン 28.6 35.2 50 66.7
オラフ 21.4 29.4 33.3 40
 タリヤ 19.0 25.4 75 61.5
 グラガス 31.0 23.5 38.5 50
 シンジャオ 14.3 23.5 50 66.7
 リー・シン 4.8 19.6 50 60

先程紹介した「全体ピック&バン率」でJGチャンピオンのみ、TOP10に入っていませんでしたが、
実はすぐ下にがおり、更にも控えていました。
現在のJGメタは、の2チャンプがピック率/勝率共に飛び抜けており、
のカウンターであり、序盤から戦闘力が高いが続く印象を受けます。
昨年のしかいなかった環境と比べると、かなり多くのチャンプが
試されています。

また、プレイインでは印象が良かったのにグループステージからは姿を消したチャンプもいます。
プレイインで12回プレイされた(勝率58.3%)はグループステージで0-3、
同じく7回プレイされていた(勝率57.1%)は1-3とどちらも芳しくありません。
※ただに関しては、グループステージでも17回バンされており、これはザヤと同率11位のバン数となります。

表を見て、「全体的に勝率高くない?」と思ったそこのあなた!素晴らしい慧眼です。
勝率を全て合算したら50%になるはずなのに、なぜ高ピック率JGは勝率が高いのか
答えは一つしかありません。
使用回数の少ないJGは軒並み勝率が低い

MID

Champion Pick率(%) 勝率(%)
PlayIn Gruop 推移 PlayIn Gruop 推移
シンドラ 23.8 29.4 40 53.3
ガリオ 14.3 29.4 50 53.3
リサンドラ 4.8 23.5 50 25
ライズ 21.4 19.6 77.8 50
ルブラン 23.8 17.6 60 44.4
イレリア 14.3 15.7 83.3 75
アカリ 14.3 11.8 33.3 83.3

今大会の2大アイドル を擁するのはTOPレーンですが、
最も多く花形プレイヤーを擁するのはMIDレーンで間違いないでしょう。
プレイインでは、チームごとに多種多様なチャンプを使用していたMIDレーンですが、
(DFM  など…)
グループステージに入り最高峰のメカニクスを持つ選手がそれを披露するかのように、
キルするか  耐えるか のかなり殺伐としたレーンになりました。

特に の2チャンプは、プレイインから引き続き多くの試合でバンされているものの、
度々出てきては圧倒的なキャリーを見せる、今大会屈指の高勝率チャンプとなっています。
それに対抗し得る存在且つ、TOPに2大アイドルを置いた時に不足するエンゲージ力をも備える
の需要が跳ね上がったものの、勝率は芳しくありません。
またTOPの項でも触れた通り、フレックスピックが多いため、
先出し可能なチャンプが多いのも特徴です。
準々決勝以降も、最も激しく華々しいレーンになることでしょう。

ADC

Champion Pick率(%) 勝率(%)
PlayIn Gruop 推移 PlayIn Gruop 推移
カイサ 61.9 60.8 69.2 51.6
ザヤ 23.8 49.0 50 44
シヴィア 0 19.6 70
ヴァルス 21.4 17.6 55.6 44.4
ルシアン 26.2 11.8 18.2 50

ところで、昨年のWCS当時のメタを覚えていますか…?
忘れる訳がありません、屈指のつまらなさと言われた”アーデントセンサーメタ”です。
その”アデセンメタ”で活躍したADC( など…)の内、
所謂”ハイパーレートキャリー”達( )は今大会では鳴りを潜めています。
(2017 WCSでは、グループステージ以降の80戦全てでバンされていた、恐るべきチャンプがいました
そう考えると今年はそこまで極端なメタではないですね。)

今大会のADCの中心は でしょう。
どちらも他のチャンプを大きく引き離したピック率です。
ただ、プレイインではを取ったら約70%で勝利していたのに対し、
グループステージでの勝率はほぼ5割に落ち着いています。
それはといったチャンプがカウンターとしてピックされ、機能したためです。
カウンターチャンプの出現など、準々決勝以降もを中心にメタが変化していきそうです。

SUP

Champion Pick率(%) 勝率(%)
PlayIn Gruop 推移 PlayIn Gruop 推移
ラカン 31.0 39.2 53.8 45.0
スレッシュ 19.0 33.3 50.0 47.1
アリスター 52.4 31.4 59.1 62.5
タムケンチ 31.0 21.6 46.2 36.4
ブラウム 23.8 19.6 40.0 60.0

こちらもADCの項で触れた通り、”アデセンメタ”の昨年と比べてかなり顔ぶれが変化しました。
共通するのは位で、他は軒並みタンクSUPが並んでいます。
特に直近でナーフを受けていないは、今大会のメタでぶっちぎりのTier1SUPです。
ピック&バン率も全体で2位と、その名の通りSUP界を”牛”耳っています

グループステージに入り、のバン率増加に伴うピック率低下があり、
その穴を埋めるように、 のピックが増加傾向です。
ただ、どちらもSUPの勝率はイマイチ…
ちなみに表には載せませんでしたが、は、そこそこのピック率で勝率が高い、
要注目チャンプです。

以上、ポジションごとの主要チャンプ振り返りでした!

LoL界のエイリアンvsプレデター?
-アーゴット&エイトロックスについて-

さて、実は今回の記事はここからが本題です。
WCSのメタで中心にいる二大巨頭・エイリアンとプレデター、家康と秀吉…
変な例えはさておき、WCS期間中アーゴットエイトロックスを中心としたメタ
であることに変わりませんが、バンピックのパターンは多様化してきました。
その主要バンピックパターンを順に見ていきましょう。
※プレイイン・グループステージ合わせて、全93試合で統計を取っています。
※この2チャンプの駆け引きが2ndバンフェイズにまで及ぶことはほとんどないため、1stバンフェイズのみの統計となります。

赤負担バン(18/93試合)

TOPレーンをタンク同士にしたいFNC

その名の通り「レッドサイド()が一方的に2チャンプのバンを負担する」パターンです。
明らかに赤サイドの負担が大きいように見えますが、メリットはあります。

 この2チャンプがバンされた際に、代わりにピックされる候補は であるため、
相手TOPレーナーのOPチャンプによるキャリーを抑制しつつ、
タンク勝負=ADC勝負に持ち込むことが出来るのです。

ただ、このパターンはプレイインからグループステージで減少傾向です。
(プレイイン12/42試合、グループステージ6/51試合)
理由としてははっきりしませんが、個人的にはTOPキャリーが出来ないチームが減ったから、
だと推測しています。

さて、このパターンは2,3つ目のバン枠を使用して行うのが最も効果的ですが、
(青サイドが1,2つ目の枠でバンするかもしれないため)
赤負担バン”が行われなかった時、青サイドにも駆け引きが生まれます。
残りのバン枠で をバンするか否か」ですね。

バンした際は、「痛み分けバン」と「青のみバン」に、
バンしなかった際は、「赤のみバン」と「両OPEN」に派生します。

痛み分けバン(27/93試合)

互いに”痛み分け”しTOPタンクが出る構図

赤サイドが2つ目のバン枠で をバンせず、その後の3つ目のバンで一つずつバンする
のがこちらのパターンです。
 関連のバンパターンで、最も多いのこれです。
私が勝手に名付けた通り”痛み分け”という印象を受けます。
このバンパターンになった際も、代わりのTOPチャンプは となることが多く、
かなり無難なバンパターンであるため、
1試合ごとに異なるバンピック戦略を用意することも多いBo5である準々決勝からは、
見る機会が減るのではないか、と予想しています。

青のみバン(13/93試合)

アーゴットバンから1stピックエイトロックスを行うG2

赤サイドが2つ目のバン枠で をバンせず、
その後の青サイドのみがどちらかをバンする
」のがこちらのパターン。名前そのままです。
この場合、青サイドが1stピックで残りのチャンプを持っていくのが定石です。
対して、赤サイドはOPである2チャンプに他のチャンプ( など)で
耐える選択を取ることがほとんどです。

ここまで見ると青サイドのピックが有利であるように思えますが、どうやらそうとは限りません…

両OPEN(24/93試合)

どちらもバンせず順に取り合う構図

その名の通り、「サイドどちらもバンしない」パターンです。
2番目に多いパターンでもあります。

このパターンの特徴として、青赤サイド双方に異なる狙いがある点が挙げられます。
青サイドの狙いは、
 が取れるならどちらでもよく、それ以外のOP( など)が取れること」
赤サイドの狙いは、
 どちらか好きな方+もう1つを同時にピック出来ること」です。

また、相手の取った方を他のチャンプでカウンターしたり(に対してなど)、
青サイドの虚を突いて両取りをしたり、
これからより発展していくパターンだと考えられるため、準々決勝では多く見られそうです。

FNCが見せた驚きの”両取り”

赤のみバン(10/93試合)

アーゴット1stピックを誘導したVIT

最後に紹介するのは、「 の内、赤サイドのみが片方をバンする」パターンです。

この場合の狙いは、「相手の1stピックをバンしなかった方(or)に誘導し、
赤サイドの1,2つ目のピックで などの取りたいチャンプを2つ確保すること」です。
もちろん、2大OPの内一つだけを相手に渡す形になるので、
それに対する解答をしっかり用意しておく必要があります。(に対してなど)

赤のみバン”も、プレイインからグループステージにかけて増加したパターンなので、
準々決勝以降のBo5でも見る機会がありそうです。

以上、5パターンが 関連の主要バンピックパターンになります。
※ちなみに、上記パターンに当てはまらない例外として、
青サイドが2つともバンする」というのが1度だけありました。
(グループD IGvs100戦にて。100のSsumdayのキャリーを警戒したバン)

まとめ

本記事の内容は以上となります。
今回は実際のバンピックにフォーカスした記事でしたが、いかがだったでしょうか。
WCSも残すは、準々決勝・準決勝・決勝のみとなりました。
観戦されている皆さんにとって、より楽しめるような記事になっていれば幸いです。
ブログ記事の投稿は、またかなり間が空くと思いますが、
Twitter上でこれからも翻訳ツイートなどをしていく予定ですので、よろしくお願いします!

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